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グルーベル フォルセイ ダブルテンプ ユニークな輪列とスフェリカル・「コンスタント」・ディファレンシャルを探る

したグルーベル フォルセイのダブルテンプ(DOUBLE BALANCIER)、実機レポートの時点で「ふんわり理解」として二つのテンプの平均を取りながら同調させるスフェリカル・「コンスタント」・ディファレンシャルについて書きました。
その後、スイス取材紀行で6本だけ作られた、こちらはコンスタントではないスフェリカル・ディファレンシャルによって二つのテンプの平均化のみを行います。


今回、某所でこの機構に対する議論が行われ、識者とお話させていただくことができました。
その中で色々理解が進むともに、思い込んでいたことなども明らかになり、クリアになりましたので改めてレポートします。



輪列自体は立体的な構造で可視化されているため、一見すると簡単にわかりそうです。
ただ、真ん中にある歯車が普通の時計と同じく2番車(1時間に1周)と考え、追っていくと「何かがおかしい…」と気が付きます。
4分間で1周する7時位置のディファレンシャルに直接噛み合っているため、2番車だとすると速度が合いません。
改めてニュートラルな目で見直しましょう。



ケースバックから見える穴石の配置、斜めから見た歯車の重なり加減から導き出した輪列レイアウトと回転方向、トルクデリバリーの流れを正面図に重ねたものが、この図になります。

香箱からの出力はオフセット配置された2番車に伝わり、デフ伝達用とスモールセコンド用に2枚に分離した3番車に伝わります。
スモールセコンド用3番車はインダイレクト駆動のスモールセコンドを60秒で1回転させます。
センターにあるのはデフ伝達用の3番車であり、反時計回りに回転しているのでこれは表示を駆動するためではなく計時のみに使用されます。

デフ伝達用3番車とほぼ1:1の比率で噛み合うのがデファレンシャル(4番車相当)で、4分で1回転し、2つの5番車に動力を分配、独立した脱進機を動かします。
3番→4番の間でほとんど変速していないので、グランドセイコー公式サイト回転速度的には4番車と5番車と呼ぶのは不適切かもしれませんが、「1番車(香箱)からの順番」という意味合いで番号を振りました。

ディファレンシャルの前にそもそも輪列がユニークな構造で、一般的な時計の輪列の常識が通用しないように見えます。

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今季限りの特別価格 URL 2021年12月10日(金)20時17分 編集・削除

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